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…………クニークルス、一つ、相談事をしてもいいだろうか。
あら…まぁ。まぁ…。
ふふ、とっても嬉しいわ。何かしら、何でも聞いて?
きみ……いや、貴女も、依頼に行くだろう。
ええ、行くわ。お仕事は大事な時間よ。
そこで、その、一緒に仕事に当たる仲間が居るだろう。
ええ、ひと時とはいえ同じ目的のために集まる、大切な仲間よ。
貴方の告げる、人と縁の繋がりを結ぶのにも、とても素敵な場だと、思っているわ。
う、そう、だな……俺の良く告げる、人と縁の繋がり……
そう、それなんだ。繋ぎたいと思っているのに、行動を考えることに一生懸命になっていると、気がつけば繋ぐのを忘れてしまうんだ。
良くないと思っているのだが、プレイングを送信した後はもうそこで安心してしまって確認を怠ってしまう。
…………感情?
(物凄く力一杯こくりと頷いた)
どうしたら改められると思う?
……それは……えっと……とっても、耳の痛いお話。
私も、よくやるの。不思議よね、扉向こうの殿方たちは、殆ど忘れることなく結んでいるのに。
特に飴の似合うお友達なんて、感情を残すタイプじゃないからってちゃんと出発後に消すことまでぬかりないのに。
…………意気込みの違いか?
あら、そんなことは無いわ。いつだって全力。手を抜いたことなんて一度も無いもの。
センテリェオさんは4人目だからって、そんなことを気にしては駄目よ。
(ぽむ)そうだ、忘れないように、ちゃんと唱えておきましょう。
プレイング、アビリティ、感情の活性化。はい。
ぷ、プレイング、アビリティ、感情の活性化。
次は、忘れないように頑張りましょう?
う…今回はすまなかった。
次は、努める。
……二度、連続だが。
次は、忘れないように頑張りましょう?
う、うん…。
壁】;・・)えっと、はい、頑張る。
会話させてみたかった、が半分以上主旨なんだけど、娘sでやりがちなので戒めに。ごめんなさい;
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(そわそわ)
(そわそわ)
……どしたい。
あら、あら、背後さん。どうしたもこうしたもないわ。
急すぎて、驚いたじゃない。
BUができたら混ぜるつもりだったからねー、急ではないよ。私の中では。
というわけで4人目の末っ子ちゃんをクニークルスたんのお部屋にお招き!
あ、あ、待って、待って、心の準備が…!
お披露目だーきゃっほー!
お願いしていた全身図が、納品されたの。
以前、アクスヘイムに…最下層に居たころの、姿。
こんなに綺麗では、なかったけれど。もっと薄汚れていて、飾り立てるものなんて何一つなかった。
髪につけたのは、ネヴァ婆様に頂いた髪飾り。
けれどいつもつけているものも、大切なものだから、首にチョーカーとしてつけてもらったの。
……あら、そういったお話は、実際のイラストを出して、お話した方がいいわよね。
とりあえず、ぺたりと、貼っておきましょう。
まどろみはゆるく深く、沈みこみ。
脳裏に描いた懐かしい姿を追いかけるように、夢路を急いだ。
この間、行っていたお仕事の報告書が帰ってきていたの。
これで、私がこの都市で携わったお仕事は三つ目。
貧困街の少年少女、解雇された労働者、買われていく少女たち。
どれもこれも、悲劇を防ぐことはできたけれど、解決するには、至らない。
難しい問題なのだなって、改めて思ったわ。
私は、ね、貧しいことを、嫌なものだと思ったことはないの。
それは私が少なからず裕福だったということかしら。
けれど、買えない物を眺めて羨んだことは、何度かあったわ。
特にね、薬。婆様の体に効く薬。
あれだけは、どれだけ欲しても手が届かなくて。貧しさを痛感した。
それでも、そんな自分の状況を嫌悪しなかったのは、それもやっぱり、婆様がいたから。
『今を精一杯。それで十分。満足できないならそれはお前さんの精一杯じゃぁないのさ。』
…だったかしら。
後はまぁ、年寄りに無駄金なんざ使うもんじゃないよって言うのも、口癖みたいなもので。
そのくせ、少し余分なお金があれば、私に服の一つぐらい調えたらどうだい、なんて言って。
餓鬼に無駄金なんざ使うもんじゃないだろうって、言い返したら、笑われたわ。
私たちは、それだけで、十分だったから。
……だから、こんな風に、貧しさが引き起こす犯罪に携わるのは、なんだか、物悲しいと思う。
そこまで追い詰められる前に、救いがあればって、そんな気持ち。
人買いに関しては、残念ながら気持ち以前の問題なのだけれど。
家族の絆や、大きな決意を踏み躙る存在なんて、嫌いよ。
欠片とはいえ、関わって、排除できたことは幸運だと思う。
潜入を試みようとしている人たちには、どうか武運をと、願うばかり。
さぁ、私もまた、お仕事に行かないと。