ずいぶんな、ご無沙汰。
元々こちらはあまり、というか……ええ、あまり、だったわけだけれど。
加えてというか…まぁ、やはり某140字で呟くあれの影響もあるだろう。
そうね、そう、だけれど……私、140字じゃ、少し足りないのよね。
……足りるのは、普段から口数の少ない彼ぐらいかと思うが。
ふふ、そうかも知れないわね。ところで…そう、ところで。
開けている間に、いろんなことが、沢山、あったの。
遺跡島のこととか、収穫祭のこととか。
お祭の仮装は、私とセンテリェオさん、セットでお願いしたのよ、ね。
正確には俺と貴方と、更には扉向こうの男性陣も交えた4人でトランプをモチーフにしたわけだが、
メデューサと鏡の盾で、対にはなっているな。
……祭、自体は。紅のキューピットがずいぶんと楽しんできていたようだが、一応、サーキットや最強勇者とやらには、俺たちも参加してきていたな。
いつものことだから、いいのだけれど。
だけれど……たまには、私たちも遊びに行きたいと思うのは、悪いことではないわよね?
善し悪しは特に諮るものではないと認識しているが。
行けるかどうか、後ろの技量の問題であって。
というか……私のペースでは、あの流れは少し、難しいかも、知れないわ。
さくさくとお話ができるのは、やっぱり、彼なのね。ふふ、ずるい。
それはそうと……マギラントといえば…センテリェオさん、出身、というお話だったわよね。
一応、な。仔細が出ていない時点での仮定だったから、後付部分ではある。
……それでも、ここでは少し、俺を優遇してくれるようだ。既に最初の試練も含め、二度、仕事に就かせてもらっている。
まぁ。それは、素敵ね。私は、すっかりラッドシティの人間よ。
婆様の居たアクスヘイムは、やっぱり特別だけれど、魔女さま、と。呼ぶ声が、聞けて。
……なんだか、ここが居場所なのかしらと、思えたの。
領主としての勤めを果たせている貴女を、俺は尊敬してやまない。
俺も、マギラントの状況次第では……そうだな、一度テソロの家に帰るべきか。
貴族、の、おうちなのよね?
下級も下級だ。宝石商を営んでいるため、自営の商人となんら大差は無い。
俺も、貴族としてよりも、自警団としての時間の方が長いくらいだ。
とは言え……俺も兄さんも居なくては、継ぐものも居ないからな…話ぐらいはつけるべきかと、認識している。
おうちのお話は、難しいことも多いと思うけれど、どうか望むように。
あぁ、貴女の言葉があれば、きっと叶うだろう。
一先ず、は。週明けにも塔首らからの接触が図られるらしい。そちらに出向ければ、幸いだな。
どのような形かはともかく……誰と、という目算は?
個人的にはマシンフェアリーを相手した経験があるゆえに、銀の塔だが…
クニークルスは?
私?私は、白が無いのなら、黒よ。
ふふ、貴女らしい。
彼らは……特に、鼻の似合うお友達は、権力者が大嫌いだから、きっと、関わらないだろうけれど。
不機嫌なお友達も、性格的に、銀かしら。
……クニークルス、貴女は彼と俺を同じ場に?
あら、いけないことかしら?
いけなくはないが……あれと似ていると思われるのは少し、少しだけ、不本意かもしれない。
心配しなくても、本当に同じ場所に経つことなんて、無いわ。
そんな機会があれば、仲良くなればいいのにと、思うけれど。
……善処は、する。
あら、ありがとう。
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