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鏡の前で佇む姿。髪につけられた蒼い花の飾りにそっと触れて、外す。
黒一色となった己の姿を一度だけ眺めてから、今度は、そっと、その髪に白を飾った。
白詰草の、花冠。
ふわりと軽いそれは、全く対の色をしている自分にも、馴染んでくれた。
綺麗、と。微笑んで。
鏡の中の花を、指先で撫でた。
おそろい、おそろい……。
呟いて、満たされた顔で笑う。
……愛しいと、思う。
きっと、特別な感情がある。
けれど、それを恋かと、問われれば。
多分、違うと答えるだろう。
男女の想い以外にも。
愛があってもいいと思う。
幸せを、ありがとう。
ゆっくり眠って、少し落ち着いた。
どうしてかしら、何で、あんなにも動揺していたのかしら。判らない。
ふふ、大丈夫に決まってるじゃない。ね。
んと、それは、そうと……昨日出発だったの方、今朝もちょっとプレイング書き直したりしていたのだけれど……うん、なんというか……色々、抜けているような気がするの。
今現在、既に仮プレの公開とか、感情の活性とか、抜けてるし……。
大丈夫かしら……。依頼の心配より、どちらかといえば背後さんの頭の心配だけれど。
背後さんも、一度ゆっくり眠って落ち着けばいいのよ。
それから、それから。
大丈夫。大丈夫。大丈夫。
まるで、呪文みたい。