寄せてくれた言葉に、思いに、感謝が溢れて、溢れて、止まらない。
貧困街の『魔女』領主。受け入れてもらえたことが、本当に、嬉しい。
でも、私は決して優しい人間ではないの。
婆様と供に居た私は『魔女の子』と呼ばれることを快く思う、極悪人。
けれど婆様も、私だって、虐げたいわけではなくて……えぇと、言葉は難しいものね。
人が悪と呼ぶもの、でも、それは必要な存在だと思うから。
汚す手が必要ならここに二つだけ、あるのだと。
咎も罪も罰も、全部、この『魔女』が請け負うのだと。
それだけの、こと。
『魔女』が必要とならなければ、それはそれは、とても幸せなこと。
そう在れる街。領主として、沢山の人達と一緒に、考えたい。
街の人達が、自分達の街をよりよくしようとしてくれれば、きっと、きっと、実現する。
彼らも、私も、一人ではないのだから。
だから、沢山のお手伝い、できると、いいな。
本当に、本当に、ありがとう。
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