三日、三日よ。嘆くのは一晩だけが信条の私が、いつまでも項垂れているわけにも行かない。
顔を上げる機会が巡ったのだもの。立ち直るわ。

いや、その…気持ちは嬉しいが、無理をしなくても……

センテリェオさん。聞いて、聞いて。
私ね、嬉しいと思ったことをゆっくりと告げようと思っていたら、告げるどころじゃない状態に陥ることが沢山あったの。
タイミングって大事だけれど、善は急げって、婆様も言ってたわ。

先人の言葉は大切にせねばならないと俺も思うが。
貴女の無理には繋げたくは無い、ぞ……？

無理ではないわ。立ち直るの。
与えられていない罰に怯えるよりも、如何な結果も受け止める心構えをしておこうと思って。
それが私の経験と成るのなら、罰は、甘んじて受け止めましょう

……それでも、俺は罰など無いほうがいいと、願うな。

そう……そうね、ありがとう、センテリェオさん。
さぁ、さぁ、改めて、とても喜ばしいことを綴りましょう。
アトリエが賑やかになるのは、とっても素敵よ。

ホツマ 絵師


とっても凛々しい、センテリェオさんの全身図。
完成、おめでとう。これで私達、４人ともギガンティアでの姿ができたわね。

ありがとう、クニークルス。
ホツマ絵師にはアイコンからの縁ではあるが、本当に、毎度毎度素晴しい物を納めていただいて、嬉しい限りだ。

アイコンといえば……これもタイミングを逃していたけれど、とっても素敵だったと、聞いているわ。

それは…その、イラスト自体も勿論素晴しいものだったのだがな、それ以上に…
俺にとって、嬉しかったのが、二つ並んだアイコンが、対の向きで描写されていたこと、なんだ。
指定したわけではなく、初期のものの差分程度で構わなかったのだが…
ああして並んでいると、兄さんと、並んでいるみたいで……凄く、嬉しかったんだ。

まぁ。まぁ。それは、素敵。ふふ、意図してくださったのかしら。

ぐ、偶然だと思ってはいるが……
そう、だとしたら、表すべく感謝の言葉が思いつかないほど、嬉しい。
全身図の方は、BUと絵師が違うため、殆どお任せでいいだろうと思っていたのだが、
ジャケットだけ、デザインを揃えてもらったんだ。
丈が長くなっていたのは想定外だが……まぁ、知っての、とおり、ひらひらと靡くアイテムが好き、を背後が豪語しているからな、むしろサプライズサービスと受け取れた。

ひらひらのアイテム、他にも色々あるのね。
不機嫌なお友達と、ジョブは違うけれど、暗殺シューズってことで少し似ている部分があるから、きっととても、映えると思うの。

そうだな、動きのあるポーズにして貰えたおかげで、靡く様が良く判る。
背後が喜ぶ様も、良く判るな。

あら、センテリェオさんも、でしょう？

ぅ…ま、まぁ、その、確かに、メインが薔薇の剣戟だし、華麗なる一閃、のアクションが合うような付属品は、とても嬉しいな。うん。
お任せにしていたら、ジャケットとデザインを統一して貰えたし、
同じくメインのナイフ投げが良く合うポーズでもあって、こちらも、嬉しいな。

そういえば、センテリェオさんの靴は、踵の方に刃がついているのね

……背後の趣味だそうだ。
素材は、俺の原点であるブルーカルセドニーを使用している。

硬度的にぎりぎり刃でも頑張れるだろう、だったかしら。
髪と同じ、透き通った水色。ふふ、素敵ね、とても、とても。

あぁ、ありがとう。
改めて、ホツマ絵師に感謝を。本当に、ありがとうございました。